どうもtikoです。
前回、数学とコロナウィルス~数学を勉強すればデマに流されない話~の記事を書いていて、そもそもなぜ数学を嫌いになるのか?
と疑問に思いました。
数学が嫌いな方はどのタイミングで数学が嫌いになりましたか?
数学離れする原因を考察していこうと思います。
Let's Go!
数学の特性
数学は良くも悪くも抽象的な学問です。
小学校の時に習う算数から、中学、高校、大学へと数学を発展させるにつれてどんどん抽象化していきます。
算数の初期の「80円のりんごが2個で120円のみかんが3個、合計いくら?」の時代は苦手意識がない人が大半だったはずなのに、
xとかyとか出始めたあたりから苦手意識を持つ人が急増したと僕の体感で思います。
これはやはり、数学の抽象度が上がっていくにつれて、自分の頭の中でイメージしにくくなるのが原因だと思います。
初期の算数では実生活で使うような例題を扱っていたのに、抽象度が上がった数学でも実生活にありそうな例題を無理に出して
「こんなんいつ使うねん」といった数学苦手人達のヘイト貯めていっていると思います。
何に役立つかわからない
数学の嫌いになる一番の部分だと思います。
多少難しくても、それが生きていくうえで必須のものなら必ず勉強なり、練習なりして身に着けようとします。
ですが、極論数学はできなくても生きていけるし、数学ができなくても表面上は困りません。(ただし本質的には困ります。後述します。)
中高の数学の問題を解いたところで、それが実社会でどのように使われているかなんてわかりようがありません。
これは、中高で扱う数学の実用範囲の限度もあると思いますが、一番の問題は数学の実社会での扱いを教えることがほとんどない教育現場だと思います。
問題を解くこと最優先で、数学の本質的な面白さや、数学を扱う事例の紹介がほとんどされたことないし、今もされていないことがほとんどだと思います。
やり方だけ暗記したらできるテスト
大学入試レベルの問題となると、暗記しただけで解けるような問題はありませんが、問題は定期テストレベルの問題です。
数学が得意な人は、数学の定理や原理の本質から理解しているので、多少問題にひねりがあっても応用することはそんなに難しくはありません。
ですが、数学が苦手な人は、表面的な理解と暗記だけで乗り切ろうとします。
しかも、簡単な問題はそれで解けてしまいます。
このような環境があるからこそ、数学に苦手意識を持つ人が暗記に走り、数学の苦手の根本的な解決には至らないのです。
大学に入り、理系の学部に進学するのならば後に、理系学部の勉強のために改善すると思うのですが、
文系学部に行ってしまうと解決する機会を失ってしまいます。
実際、文系学部であろうと、統計、データ解析等で数学を使うにも関わらずです。
数学苦手克服のために
ではどうすれば数学苦手を克服できるのか。
数学を勉強する意味を理解すること
たしかに数学を勉強しなくても、生活していくうえで困ることはないように思えます。
しかし、それは間違いです。
数学を勉強した先の世界が見えていないだけです。
情報過多の現代において、情報を正しく読み取る手段の一つに数学があります。
また、数学で培った論理的思考は生活でおおいに役に立ちます。
こんなふにも役に立ちます→数学とコロナウィルス~数学を勉強すればデマに流されない話~
数学なくして生活をするのは、まさに井の中の蛙です。
一番の根底から理解する
数学を勉強しようとなったとき、一番重要なのは根底からの理解です。
数学に出てくる公式を、意味も分からず語呂合わせで覚えて、使い方だけ勉強するのは最も意味がない勉強法です。
まずはその公式の意味を理解すること。
簡単に、小学校の算数の例でいうと、速さ、距離、時間を「き、は、じ」と語呂合わせで覚えさせられた人も多いと思います。
これも速さは時速なら1時間に〇kmすすむ単位だから、2時間では2×〇kmだといった理解が必要です。
最後に
情報があふれかえるこの時代には、文系、理系関係なく数学を勉強すべきだと思います。
数学を勉強しさえすれば、どの学問分野にも応用できるし、自分の世界を広げることができます。
これから数学を勉強する学生、受験生も根本からの理解を意識してやってみてください。
とくに受験生はまだ時間のあるこの春の時期が一番、根本の基礎を勉強できるので頑張って下さい!