みなさんこんにちは。文系大学生ディーゴです。
これから大学生になり、どんなバイトをしようか悩んでいる人はたくさんいると思います。
その中でも選択肢としてよく上がるのが塾講師ではないでしょうか。
そこで大学入学から塾講師をはじめそろそろ4年目に差し掛かろうとしている僕が塾講師というバイトの実体について伝えたいと思います。
目次
塾講師ってどんなバイト?
簡単に言うと「生徒に勉強を教える仕事」になります。
それを聞くと、「私は賢くないから無理や~」といって選択肢から除外してしまう人がたくさんいます。
しかし、安心してください、塾講師の応募条件は4年制大学に通っていること、塾によっては短大も応募条件に含まれていることもあります。
実際、教える対象も小学生や中学生であることが多く、得意な教科だけを担当することがほとんどなので学力面でそこまで心配する必要はありません。
また、塾講師のなかには集団塾の講師と個別塾の講師の2種類がありますが学生を講師として採用する塾は個別指導塾であることが大半です。なので、学校の先生というよりも勉強が苦手な友達に教えるというイメージがあっています。
こう聞くと自分にもできそうと思えてきたのではないでしょうか。
次は塾講師のメリットについて紹介していこうと思います。
塾講師のメリット
①時給がいい
世間では塾講師は時給が良いというイメージが一番強いのではないかと思います。実際、求人を見てみるとほかのアルバイトと比べて時給が良いのは確かです。
しかし、少数ではありますが塾によっては授業中しか給料がつかず、時間外労働が多くて実際の時給は最低賃金を下回っているなんてこともあります。この場合の時間外労働とは授業の準備や授業終わりの反省会、掃除などです。
そういう不安もあるため、応募する際や面接の際に給料のシステムを確認しておくことをお勧めします。
ただ、先ほども述べましたがそういった塾は少数であるため基本的にはとても時給が高いアルバイトといえます。
②身体的な疲労が少ない
塾講師のメリットとしてよくあげられるのが座りながら授業ができることです。
一日に何時間もアルバイトをすると考えたときに立ちっぱなしなのか座りながらできるのかというのは大きな違いといえます。
立ちっぱなしというのは想像以上につらく、下手すると次の日は筋肉痛になっているということもあるでしょう。
僕も部活終わりにバイトがあると「座りながらお金稼げるの最高」と思いながら授業をしています。
③クレームがない
アルバイトといえばクレームがつきものですよね。
しかし塾講師にはほとんどクレームがありません。というのも、お客様が子供で固定客であるというのが理由です。
例えば飲食店では、酔ったサラリーマンに怒られることもあるでしょう、いらいらしたおばさんに理不尽に切れられることもあるでしょう。
しかし、塾講師なら相当なことをしない限りは保護者からのクレームもなく気持ちよく働くことができます。
毎週同じ生徒を担当していくうちにその子の性格や学力が分かってきてどんどん教え方もその子に合ったものになっていくと思います。
そんな中でクレームが起こることはまずないでしょう。
客にびくびくしながら働きたくない人は塾講師おすすめです。
④やりがいがある
これが塾講師の一番の魅力だという人もいます。
ほかのアルバイトにもやりがいはきっとあるでしょうが他人の人生を変えてしまうようなアルバイトはなかなかないと思います。
僕の先輩講師が言っていました「お金儲けをしたいなら俺は飲食をしてた。生徒の喜ぶ顔が見たいから俺はこの仕事を続けてる」と。講師会でこの発言を聞いた僕はさすがに言いすぎだろと思いましたがこんな恥ずかしいことを平気でいえてしまうほどの魅力が塾講師にはあるという良い例だと思います。
良い意味でも悪い意味でも責任のある仕事ですが、合格報告に来た生徒の喜ぶ顔を見た時の感覚は何物にも代えがたいということでしょう。
⑤先生と呼ばれる
世の中に先生と呼ばれる職業はどれぐらいあるでしょうか。僕が思いつくのは医者と弁護士と教師と作家ぐらいです。
これらの職業ってどれもハードルが高くて、なかなか慣れない仕事ですよね。
その中で塾講師はバイトという身分でありながら先生と呼ばれます。これは経験してみないとわかりませんが結構な優越感です。
死ぬまでに一度でもいいから先生と呼ばれてみたい人塾講師いいかもしれません。
塾講師のデメリット
①スーツがめんどくさい
塾講師のバイトは基本的にスーツがマストです。(たまに例外があるようですが)
バイトに行くためだけにスーツに着替えないといけないというのは結構面倒くさいものです。
ただ、スーツを置いておくことができる塾もあるそうなのでそういう場合はあまり気にする必要はないのかと思います。
②問題児がいる
みなさん小学校や中学校を思い出してください。全員が優等生ってことはなかったですよね。
個別指導塾にも必ず問題児といわれる生徒が存在します。具体的には全然話を聞いてくれなかったり、すぐにカンニングをしたり、生意気な口をきいてきたりと様々です。
もし、子供に何かされていらいらしてしまうという人がいればその人は塾講師に向いていないかもしれません。
③生徒にNGを出された時がつらい
メリットのところで述べたように塾講師はクレームがほとんどありません。
しかし、たまにあるクレームが来ることがあります。それが生徒からのNG宣言です。
理由は分かりづらいや話が面白くない、生理的に無理など様々ですがとにかくつらいです。
今まで一生懸命教えてきた生徒に裏切られてきたような気持になります。
NGを出されないことが一番ですが性格的な面であうあわないが必ずあるので注意してても出されてしまうことはあります。
想像以上につらいのでもし塾講師をするなら覚悟しておきましょう。
④塾長の闇が深い
教室で唯一の社員である塾長は何らかの問題を抱えていることが多いです。(ぼくが働いている塾でも具体的には言えませんが問題を起こし三人の塾長がやめていきました。)
僕のイメージにはなりますが社会不適合者が多いように感じます。というのも塾長になる社員はほとんどが中途採用でほかの塾をやめてくる人が多く、その辞めた理由が問題行動やハラスメントであることが多いのではないかと考えられます。(あくまで僕の推測です)
これに関しては働き始めてから気づくことがほとんどなので気を付けることは難しいですがそういう可能性もあるなということを頭に残しておくとよいでしょう。
⑤予習が大変
普段の授業ではそんなことはないのですが受験前は過去問を解説するために予習が必要になってきます。
担当する生徒がみんな同じ学校を受験してくれれば少量で済むのですがそんなわけにはいかず受験期は毎日のように過去問を解くという日々が訪れます。
当然これは時間外労働となるため「なんでやってるんだろう」という気持ちになってしまいます。
そういうことがあるんだということは分かっておくとギャップなく働くことができると思います。
最後に
ここまで読んできてくれた皆さんは塾講師というアルバイトについてなんとなくわかってきたのではないでしょうか。
良い面も悪い面も理解したうえで自分に合ったアルバイトを探してみてください。
塾講師をやってみようか迷っている人の参考になればとてもうれしいです。
読んでいただきありがとうございました。